2015年07月25日
大台ケ原西ノ谷遡行 2015-07-25
2015-07-25(土) 晴れ
天気は良かったなー。日本一の多雨地域なのでこんな晴天に恵まれたことは日頃の行いに感謝かな♪ photo by toto

元気なうちに記念写真を撮っておこう♪ メンバーは山屋が4人と川屋が3人です。 photo by toto

大台ケ原の駐車場に7人が集合。舗装道路を少しだけ戻って右側の山道へ入る。

けっこう歩きます。沢まで2時間近く歩いた。概ね緩い下りなのでバテずに済んだけどね。
崩れてヤヤコシヤーな道もあり、金名水なんてどこかで聞いたような湧き水もあり、少しずつ高度を下げて行きます。

そして西ノ谷。標高もあるからもう既に涼しいわー♪ ここからは沢登りとなります。
綺麗です♪ 透明な水が美しいです。ここでのんびりしてたいなーと思います。
思いますがそうはいかない浮世の定め。きりきりと歩き出すのでした。

平らな岩盤の上を流れる水はそのまま飲めそうです。

水中にカメラを入れてみると・・・・なんか嘘みたいな透明感。
絵に描いたような清流です。岩魚やあまごが棲息する本当の渓流です。

快調に登って行きます。沢登りは昔からやりたかったのですが周りにそんな趣味の人もおらずバタバタと数十年。
今年の7月12日、滋賀の比良山系の八池谷に連れて行ってもらったのが初の沢登りでした。
で、その日から四週連続の沢登り。暑い夏は冷たい川が最高です。
あ、写真は僕の撮ったものとtotoさんの撮ったものがあります。totoさんもこの夏から沢登りを始めました。
川下りをやってる仲間でありますが、綺麗な川は6月から9月の間、アユラーに占領されてしまうのでねー、
沢登りをやり出すのは僕も彼も必然なのでありました。まあ沢にも渓流釣師がおるんですけどね。

どんどん登っていきます。けっこういいペースで息が荒れます。周囲を見渡せばもののけ姫の世界です。
沢登りーだーは冬山も渓流釣りもやってる山童子さんです。

そして、こんなところもあったりして癒されながら歩みを進める一同であります。


滝です。その前に滝つぼで泳いでいたコタロさん。泳ぎすぎて防水カメラを滝つぼの底に落としてました。
なんとか自力で潜って回収してたのには感心いたしました。
古いペンタの防水コンデジだったので、ひょっとしたら金のデジカメに変わってるかと期待しましたが
出てきたのはやはり傷だらけの古いペンタでした。

僕も泳ぎましたがウェットのフルスーツが欲しくなります!!
それでね、面白いのがこの泳ぐという行為なんですが・・・川屋は躊躇なく水に入ります。て言うよりも
喜々として自ら進んで入って行くのに対して山屋さん達・・・極力入りません。どうすれば濡れずに先へ
進めるかを第一に考えて行動してます。川屋達は必要ないのに水へ入りたがる。
ま、遊び方の差です。好みが違うというか目的が違うわけですね。 photo by toto

滝を越えるには左端に登れるルートがあるのですが僕はその少し右側、滝の飛沫を浴びないクラックから
草付きの右を抜けその上のリッジに出るのが良いルートに思えたのでそこからチャレンジ。
山童子さんは右端の逆層に見えるルンゼ状のところから上がったそうなんですが
そっちは僕には無理なんじゃなかろうかと最初から避けておったところです。どっちも写真ではわかりませんね。

滝の上から見降ろすとこうなっております。写真が白くハレーション気味になってしまってるのは
カメラの不調です。防水コンデジがどうもダメポになってきたみたい・・・・。
けっこう傷んでたもんなー、この日の最初の方で岩の上に落としてしまったのがトドメとなったようです。
次回の水遊びに使えるか心配です。

話は変わりまして、
沢登りには沢靴が必須です。写真のコタロさんはモンベルのサワーシューズという名称の足袋タイプの
沢靴からもう既に、よりがっしりした靴らしい沢靴にグレードアップ。て言うか好みですけどね。
ちなみに僕は昨年モデルの黒いサワーシューズ。鶴見のブロッサムで少し安くなってたので川下り用に
買って履いてました。砂地や泥地で上陸したり歩いたりするのに最適なんですわ。足首がウェットの
生地でキュッと締まってるので砂や泥が一切入って来ない優れものなんですよ。
で、今回はそのサワーシューズ。本来の用途で使ってます。濡れた岩でも滑りにくいので助かります。

ゴルジュですか。どうやって濡れずに前進しようか悩み中。泳げばい~さ~♪の声が聞こえそう。

なんとか、なるべく濡れないルートを攻略できました。それはそれで楽しいんですよ♪
頭を使ってルートを決めて、カラダを使って困難を克服するってーのが楽しいんですよ♪

メシです。コンビニのおにぎりでも美味いと思える場所と状況ですねー♪
沢のぼりーだーはストーブで湯を沸かして焼きそばを作ってました。

アカシカに乗ったアシタカが走り出て来そうなディープな山の端で休憩してます。
この手前の倒木。けっこうデカいんです。数十年かあるいは百年を超えているのか、立っておったんですな
このもののけ姫の住んでそうな森に。今は倒れてゆっくりと森の土に還ろうとしております。

小休止が終わったら、やっぱり結構なスピードで先へと進みます。

ガマ君も涼しすぎるのか動きません。totoさんに捕まり記念写真をおとなしく撮られています。 photo by toto

けっこうガシガシ登るのです。 photo by toto

なんとも爽快!! photo by toto


次から次へと楽しい楽しい水遊び♪

と、思ってたのに・・・・・ここはシャクナゲ地獄と呼ばれる鬱陶しい急坂です。
ここを抜け出せたらもう山頂らしいです。あ、日出ヶ岳ね。
本当に急坂なので足だけでは登りづらくて手も使わざるを得ません。もう汗だくですわ。

なんか急坂が終わったみたい。明るいじゃない。フラットじゃない。

脱出できたんやー♪ シャクナゲ地獄は突破したんやー♪ もうピークは目と鼻の先です。

頂上あたりは平らで広々としていて気持ちがいい空間です。あたり一面には赤とんぼの群れが。
なぜか僕の腕やら肩やらに乗っかってくるので、一匹乗せたまま山頂の展望台へ。

晴れてて見通しが良ければ生駒山まで楽勝で見えるらしいね。

天気は相変わらずの晴天。しかし今は夏。水蒸気が多いので見通しはいまいちですわ。

展望台下の日陰で、やれやれ終わったぞー♪ と、くつろぐ御一行様。
ここから駐車場までは快適に整備された登山道をスキップで降りていきます。
めでたしめでたし。
